旅行・地域

2023年6月26日 (月)

気分は王様 in和歌山

 和歌山県白浜にある「ホテル川久」といえば、バブル期に巨費を投じて建てられた海外のお城のようなホテルとして有名です。我々も2015年に日帰り温泉で利用した事があり、その時の様子はブログにもアップしています。昔は、◯千万円もする会員権を買える富裕層のみが利用できる会員制リゾートホテルだったのですが、バブル崩壊後一般顧客も受け入れるようになり、最近では宿泊費も射程圏内に入ってきたようなので先日一泊してきました。今回はそんな「ホテル川久」の宿泊者目線でのレポートです。

 


 

<外観と外壁>

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 なかなかイカつい面構えの外観です。屋根瓦は北京の紫禁城で使われているものと同じ「瑠璃瓦」を47万枚使用。上塗りした薬剤によってガラス(瑠璃)のように光が反射するのでその名がついたようです。また、この瓦のなんとも言えない黄色は「老中黄」と呼ばれる色で中国皇帝しか使うことが許されていなかったそうです。今は中国に皇帝は居ないから許可なく使っても大丈夫なのかな??

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 敷地の外壁はイギリスのIBSTOCK社製レンガ140万ピースを組み合わせて作られているそうです。外壁からして工芸品のようでした。外壁がこんな感じなのでホテルがより国籍不明のお城っぽく見えます。敷地内に自家用車で入ると女性のドアマン(ドアウーマン?)が親切に誘導してくれました。

<エントランスホール>

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 荷物を預けてエントランスホールの一角でチェックインを行ないます。チェックインも手際良く、さすがに高級ホテルという印象です。

 ホールでまず目につくのは秀吉ですら驚きそうな黄金に輝く天井。建設当時、フランス人の名工ら3人が厚さ1ミクロンの金箔19万枚を2ヶ月かけて貼ったとのこと。それから約30年後の2020年に「最大の連続して金箔押しされた天井」としてギネス世界記録に認定されました。30年以上の時を超えて、今なお全く色褪せることなく輝き続けているのには本当に驚きです。

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 もう一つ気になるのが「シュトックマルモ」と呼ばれる技法で作られた擬似大理石の柱。これは日本の左官職人さんがドイツで習得して持ち帰った左官技法を駆使して造られています。本物の大理石で継ぎ目なくこのような大きな柱をたくさん造る事は到底出来ないので、これも優れた技術と根気のなせる技です。天井の金箔の艶やかさを際立たせるシックで気品のある蒼色も今なお健在でした。

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 そして床に目を移すとローマンモザイクタイル。こちらもイタリアの職人が一枚一枚手作業で埋め込んで出来たものだそうです。グラデーションの表現も1cm角のタイルの組み合わせで表現されていて、その作業を想像するだけで気が遠くなりそうです。

 贅を尽くせば尽くすほど、見方によれば成り金趣味に見えてしまいがちですが、世界最高の技術や労力を駆使して『歴史に残るものを作りたい』という創り手のエネルギーのようなものを感じるエントランスホールでした。

 

<ラウンジ>

Welcomedrink

 入室可能時間の1時間ほど前に着いたのでチェックインを済ませた後、ラウンジでウェルカムドリンクをいただきました。川久のウェルカムドリンクはセルフサービス方式です。ジュース、梅酒、ウィスキー、炭酸水などのドリンクとナッツやチョコのFinger foodが用意されていました。セルフサービスの方が広いラウンジでゆったりとくつろぎながらチェックインまでの時間を過ごせるので良いなと思いました。

 

<客室>

 15時になったので客室へ。ホテル川久の客室は全室がスイートルームです。スタンダードな「川久スイート」を予約するつもりでしたが満室だったので、より大きな「ロイヤルスイート」というカテゴリーの部屋を予約していました。私たちが泊まった120平米ほどある部屋はこんな感じ。

↓ ↓ ↓ ↓  

Roomkasagi

 暖炉のあるメインルーム、シャンデリアが輝く寝室、海の見えるバスルーム、二人分の洗面台があるウォッシュルーム、と全てがゆとりある空間となっています。勿論そこそこ快適ではあったのですが、部屋の趣味が英国なんだかエジプトなんだか、、、😅。

『これは愛人を連れておっさんが来る部屋やなぁ〜』と夫婦揃って苦笑い。ビジネスホテルに宿泊慣れした我々にとっては広すぎたので『また泊まる機会があれば次はスタンダードの部屋で十分やな』っていう事で意見が一致しました。

 

<食事>

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 夕食は上の写真を見てお察しの通りバイキングです。今回、オプションのワインバイキングもつけたので、飲むのと料理を取りに行くのが忙しくてほとんど撮影できていません。(←ということは、写真のほかにも食べたり飲んだりしているという事です😆)
王様のビュッフェ」と名付けられているとおり、バイキング料理といっても寿司、天ぷら、ステーキなどのメインは全てその場で作った出来立てをシェアしてもらえ、味付けも抜かりありません。ワインバイキングは赤・白・ロゼ・スパーリングと種類も豊富で90分飲み放題です。とにかく品数が多くて、いくら食いしん坊のワタシでも全てを制覇することは残念ながらできませんでした💦。

Breakfast

 翌日の朝食もビュッフェバイキングです。なんと朝からすき焼きもあります。海鮮丼は自分で好きなだけ具材をのせて作ります。オムレツとおにぎりは中の具材を指定すれば目の前で作ってもらえます。おにぎりが絶妙な握り具合で美味しかったこと!
前日そんなに食べたのに朝からこれら全部を一人で食べたのかって? モチロンですよ!😋

 

<温泉>

 温泉は撮影不可なので写真なしのレポートです。前回、訪れた後に温泉はリニューアルされており、1階と2階の二つに分かれていて、日毎に男女入れ替わるため宿泊すれば両方楽しめます。1階の「悠久の森」と名付けられた温泉は大浴場と露天風呂があり、大浴場は少しぬるめでほのかに潮の香りがするワタシ好みの湯。露天風呂は少し熱めですが横に水風呂があるので交互に入ると「整う」こと間違いなしです。
2階のロイヤルスパは新しく出来たようで海を見ながらゆったり入ることのできる大きな浴槽とタオル地のガウンをまとってゆったりくつろげるリビングスパが特徴です。男湯は2階のロイヤルスパが2日目だったので、もう少し早起きして時間をかけてゆっくりと入りたかったです。

 

<展示品>

 建物自体も芸術作品のようなホテルなのですが、建物内にはオーナーが蒐集した美術品が展示公開されています。宿泊者はもちろん無料で館内を観て回れるのですが、「川久ミュージアム」として入館料を払えば宿泊者以外も見学することができます。

 1階のエントランスホールには中国清朝の骨董品をはじめ日本の陶芸家の作品、象嵌細工が施されたスタインウェイのピアノ、ホテル創業当時のスタッフユニフォームと一貫して一貫性の無い展示内容です(笑)。共通しているのは各々作者の創造力と技術の高さといったところでしょうか。

 2階の廻り廊下は画廊になっていて陶板の壁にはデッサン画やリトグラフなどが展示されています。しかもその作者は、マルク・シャガール、サルヴァドール・ダリ、ベルナール・ビュフェ、横山大観、平山郁夫 等々。これら名だたる芸術家の作品が、普通のウォールアートのように無造作に飾られていました。しかもこれらの作品も私的使用目的なら撮影OKでした。撮影した作品の写真は著作権を配慮して転載できないのが残念です。

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ある意味、ホテル川久は唯一無二のホテルだと思います。

世界各国の一流職人が匠の技を結集させて作った建物
贅を尽くした調度品の数々
多数展示されている著名な芸術家の作品

これらは宿泊者にある意味で緊張を与え、感性を刺激します。

そんな宿泊者の緊張を和らげるのに充分なのが
心地よい温泉と従業員のホスピタリティ

もう一度、機会があれば宿泊したいな〜と思いました。


なぜなら、
おいしいビュッフェバイキングを全種類制覇できていないもんで。。(そこかい!!)

 

 

2023年4月 2日 (日)

2023年 宇陀の桜

 今年の春は全国的に急に暖かくなり、宇陀の桜も例年より早く一気に咲き始めました。桜マニアがココロ踊るこの季節、ワタシも慌てて先週から宇陀を駆け回っています🌸。

 

<又兵衛桜>2023年3月27日撮影

 前日までの雨が止んだ3月最終週、又兵衛桜が早くも満開になったとの情報を得て朝から大宇陀まで輪行🚲。

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未だあいにくの曇り空ではありましたが、今年も又兵衛桜は華麗に花を咲かせていました。

 

<才ケ辻 桜三姉妹>2023年3月27日撮影

 お昼前になると少し雲の間から晴れ間が広がってきました。又兵衛桜を撮影後、大宇陀才ケ辻にある三つの枝垂れ桜の古木を撮影。これらを『桜三兄弟』と呼ぶ人もいるけど、華麗な枝垂れ桜なのでワタシ的にはやはり『桜三姉妹』かなぁ〜

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 国道沿いの私邸の桜は、週末の雨で少し散り始めていました。

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 高台寺庚申堂の桜も若干散りゆく感じでした。

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 才ヶ辻簡易郵便局の桜は周りの樹木に風雨から守られたのか、まだ花はたくさん残っていたようです。この桜は母屋の茅葺き屋根によく似合います。茅葺き屋根の郵便局って全国的にも珍しいのでは?

 

<菟田野 水分桜>2023年3月27日撮影

 その後、宇太水分神社近くの芳野川沿いに咲く桜並木へ輪行🚲。

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 ここは子供連れで散歩する人が多く、地元の皆さんに愛されている桜並木です。ソメイヨシノなので枝垂れ桜より少し開花が遅く、まだ7〜8分咲きという感じでした。

 

<宇陀川桜並木>2023年3月31日撮影

 出勤日を挟んで3月最終日。ようやく休日と快晴日とが重なったので、いつものサイクリングコースで撮影しました。

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 宇陀川沿いのサイクリングロードはソメイヨシノも満開。漢字の「山」の形をした額井岳も綺麗に見えます。この季節は最も気持ちの良いサイクリングコースとなります。

 

<スーパー隣家の桜>2023年3月31日撮影

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 こちらは近所にあるスーパーの隣家に咲く名も無い桜ですが、花付きが良く今年もたくさんの花を咲かせていました。特にこだわって手入れをされている様子もないんですが、とにかく毎年たくさん花を付けるので見応えがあります。

 

<小原 極楽寺の桜>2023年4月1日撮影

 4月初日。この日も快晴。桜を求めて室生へドライブ🚗。

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 室生小原の高台にある極楽寺境内の枝垂れ桜は、ワタシが最も好きな桜のひとつです。樹齢約三百年ということなので、さすがに花付きは年々少なくなっているようですが、幻想的な枝ぶりには「死」と隣り合わせの「生」を感じさせる儚さと力強さがあります。

 

<西光寺 城之山桜>2023年4月1日撮影

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 西光寺は室生の山の中腹にあるため気温が低い為か、ちょうど見頃を迎えていました。こちらは樹齢約四百年といわれています。やっぱり桜は青空が似合うなぁ〜。

 


 

 今春も桜巡りを楽しんでいますが、冒頭の写真「又兵衛桜」は曇り空だったのが残念😓。晴れた日にもう一度撮り直しに行こうかとも思いましたが、人気の又兵衛桜に快晴の日に行ったら、観光客でごった返している事は確実。どうしたものか。。

💡そうだ、Adobe Photoshopで修正しちゃえ〜

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 昔はマスクをかけて別の画像と合成など手間がかかっていましたが、最新のVer.には「空を置き換え」というメニューがあり、一発で写真の空の部分を自動認識して置き換えてくれます。AdobeのAI技術「Adobe Sensei」(先生!なぜか日本語)を駆使した機能です。

でも、空を加工した途端に想い出の写真が想い出では無くなってしまう。商材写真なら便利で有効な手段でも、個人写真だと意味が無いわなぁ〜😅。

2023年1月20日 (金)

隣県の客はよく牡蠣食う客だ

 去年の年末から夫婦揃って無性に牡蠣が食べたくなり、安くて採れたての牡蠣をお腹いっぱい食べることのできる三重県鳥羽市浦村町の宿を予約。2023年の旅始めはバラエティに富んだ下記の旅程で奈良県のお隣にある三重県の東部と北部を巡りました。

伊勢神宮 〜 浦村(泊)〜 長島アウトレット 〜 湯の山温泉(泊)〜 アクアイグニス 〜 パラミタミュージアム

天気に恵まれなかったため景色はイマイチですが、旅レポしま〜す。

 


 

 1月13日金曜日。伊勢神宮内宮は初詣のピークが終わった平日の午前中という事もあって、人も少なく落ち着いてゆったりと参拝することができました。

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 夜にご馳走が待っているので、お昼は参道沿いのお店で伊勢うどんをいただきました。こちらでは、だし巻き玉子の天ぷらをトッピングした変わり種を注文しました。最近は伊勢うどんにもトッピングのバリエーションが増えています。味は可もなく不可もなくといったところですが、もう一工夫欲しいかな?といったところ。『観光客相手だから見栄え良ければ全てよし』となめていてはイケません。トッピングに逃げることなく伊勢うどん本来の甘辛い醤油と柔らかいうどんのハーモニーを追求するのが伊勢うどんの生きる道じゃあなかろうか?と思う食いしん坊オジサンなのでありました。(甘口うどんへの辛口コメント)

 

【海辺の宿 まるさん】

 今回の旅のお目当て「牡蠣」を思う存分食べるために選んだのがこちら「海辺の宿 まるさん」です。三重県には牡蠣の産地がいくつかありますが、このあたりで採れる牡蠣は「浦村牡蠣」と呼ばれており、食べ放題のリーズナブルな牡蠣小屋がたくさんあります。そんな浦村町にあるこちらのお宿は、コロナの影響もあって現在1日2組ほどしか受け入れていないようで、愛想の良いほがらかな女将さんが細やかに対応してくれました。宿が古くてもホスピタリティーは抜群。客商売はこうでなくっちゃ!

 風呂は榊原温泉近くにある猪の倉温泉からの「運び湯」ですが、しっかりと温泉効果を味わえました。本来は大浴場が男女各ひとつづつなのですが、宿泊客が2組のためワタシたちは女湯の方を貸切風呂として使わせてもらえました。広々とした大浴場を貸切温泉として気兼ねなく使えるのは、なんとも贅沢な気分でした♨︎。

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 この日は曇天。10畳の和室からは牡蠣筏が浮かぶ生浦(おおのうら)湾が望めます。こんな日は風呂に浸かった後、の〜んびりと畳に寝転がるのが一番です。

 そしてお待ちかねの夕食。

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 鯛、サザエ、法螺貝などの刺身が盛り付けられた舟盛に、伊勢海老のお造り、活き鮑踊焼き、魚の煮付け、カキフライと海の幸が満載です。最後に桶に盛られた採れたて&焼きたての真牡蠣が10個。焼き牡蠣は一度だけお代わりができるので、お代わりして合計20個を平らげました! 早々に白ワインのボトル1本を空にして、大満足で完食です!!😋 

 とにかく、焼き牡蠣を中心に海の幸を堪能したいなら、オススメのお宿でした。

 


 

 翌日は三重県北部へ移動。

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 天気が良ければ御在所ロープウェイで御在所岳まで登って、樹氷見学と行きたかったのですが、天気が悪い上に気温が比較的高く樹氷も望めそうになかったので、桑名市にある「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」に立ち寄って買い物をした後、湯の山温泉へ。

湯の山温泉は傷ついた鹿が傷を癒したという伝説から別名「鹿の湯」とも呼ばれている開湯千三百年の名湯です。アルカリ性のラジウム泉で外傷にも効果があるので、鹿伝説もあながち作り話とも言い切れません。

 

【オテル・ド・マロニエ 湯の山温泉】

 2日目のお宿は「オテル・ド・マロニエ 湯の山温泉」。会員制のリゾートホテルですが一般客も受け入れています。麓にある片岡温泉アクアイグニスへはよく行くのですが山の中腹にある湯の山温泉へは一度も行ったことがなかったので、一度訪れてみたい温泉地の一つでした。

 まずは、ようやく晴れた3日目朝のホテル全景と部屋の窓からの眺めをご覧ください。

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 部屋からは御在所ロープウェイと菰野町の街並みが見渡せます。泉質の評判はもちろんのこと、こちらのホテルはフランス料理が美味しいと夕食の評価が高いようなので楽しみにしていました。

この日のコースディナーの主なメニューは下記のとおり。

Amuse:湯葉と梅のアミューズ
Hors-d'oeurvre:牡蠣のナージュ泡雪仕立て
soupe:マッシュルームのポタージュ
poisson:伊勢海老のパイ包み
2em-poisson:鰤のスープ仕立て
viande:松阪牛のステーキ 旬の野菜添え マデラ酒のソースで
dessert:フランボワーズのメガーグラッセ

 

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 こんな山奥の温泉宿(失礼!m(_ _)m)で、本格的な美味しいフレンチをいただけるとは想像していなかったので、妻もワタシも大感激でした。眼下に菰野町の街明かりを眺めながらゆったりとフレンチをいただくことができました。全てとても美味しかったです。

 


 

 3日目午前中は、せっかく近くまで来たので片岡温泉アクアイグニスに立ち寄ってひとっ風呂浴びたノチ、午後からはすぐ傍にあるパラミタミュージアムへ。

 

【パラミタミュージアム】

 この日開催されていた企画展は「シダネルとマルタン展」。最後の印象派と言われるアンリ・ル・シダネルとアンリ・マルタンの絵画展です。二人とも日本ではあまり名の知られていない画家ですが、描かれたフランス郊外の風景や人物は、気高い印象のあるフランスを少し身近に感じさせられるものがありました。会場内の作品は基本的に撮影禁止ですが、いくつか撮影が許された素敵な絵画があり撮影しましたのでご紹介します。

 

<二番草>1910年 アンリ・マルタン作

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<ジェルブロワ、テラスの食卓>1930年 アンリ・ル・シダネル作

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 パラミタミュージアム内では非定期で無料のコンサートが開催されており、ここしばらくはコロナの影響で中止されていたそうです。この日はたまたま再開第1回目のコンサートが午後から行われるという事だったので、整理券を求めて並びました。企画展がフランス絵画ということに因んで、コンサートはフランスやミュージアムにまつわる選曲がメインでした。コンサートは珍しいチェロのみによる二重奏で、演者がチェロの魅力なども解説されていたので、興味深く聴くことができました。フランス絵画を楽しんだ後、約1時間のチェロコンサートを堪能して帰路に着きました。

 


 

 参拝でココロを満たし、ご馳走でお腹を満たし、温泉で身体を癒し、買い物で物欲を満たし、芸術で再びココロが満たされた、なかなかバラエティに富んだ良い旅で一年が始まりました。しかも泊まった宿は2軒とも、かなりリーズナブルだったので、とても満足しています。

今年も一年、色々と満たされる年になるようワタシ自身も精進したいと思いますぅ。😊

2022年12月17日 (土)

2022年の旅納め?(飛騨古川編)

 中部地方2泊3日の旅、2日目。午前中に犬山城周辺を散策した後は、東海北陸自動車道を北上して岐阜県の飛騨地方へ。

 2日目の旅館は飛騨古川にある料亭旅館「八ッ三館」でした。実はこの旅館、旅行好きのワタシと妻への誕生日プレゼントとして娘夫婦が贈ってくれたJTB旅行ギフトから選ばせてもらったのですが、数ある宿泊先から選んで大正解の素晴らしい宿でした!。今回は娘夫婦への感謝の気持ちを込めて、旅館の様子を詳細にレポートします (`_´)ゞ  。

 


 

【料亭旅館 八ッ三館】

 八ッ三館は創業百六十年余という事ですから、江戸時代末期からある老舗です。越中八尾(やつお)の三五郎さんがこの地で宿を始めた事から、屋号が「八ツ三(やっさん)」となって今に至るそうです。

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 一方通行の狭い川沿いの道の玄関先に車を停め、荷物と車のキーを預けて旅館の中へ入ります。古い中にも風格があり、門構えがいかにも老舗旅館という感じの正面玄関です。玄関のガラス引き戸は、いにしえの趣きが満点です。

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 玄関間には大きな一枚板の看板が鎮座しています。館内の室礼(しつらい)は季節に合わせて毎月変わるそうです。12月はクリスマスシーズンなので、和の中にも少し洋風なテイストが取り入れられていました。

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 応接室に通されてチェックイン。妻は少し緊張気味?(笑)
こちらは大正ロマンの雰囲気が漂う素敵な応接室でした。ウェルカムドリンクは和風の老舗旅館らしく、抹茶と和菓子です。

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 チェックインが終わり、階段を登って2階の「布袋の間」へ案内されました。こちらが今宵の我々の部屋です。

 八ッ三館は光月楼、観月楼、招月楼と繋がった三つの空間に客室が分散しています。中でも宮大工が建てた招月楼は最も古く、国の有形文化財に指定されているそうです。我々が泊まった「布袋の間」はその招月楼の一室です。

引き戸を引いて部屋の中へ。

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「布袋の間」は二間続きの和室に広縁が付いており、畳敷きの広縁は腰を掛けて向かい側の本光寺が望めるようになっていました。冬の旅館の和室といえば「おこた」。炬燵に入ってしばしほっこりしました😌。

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 トイレや洗面といった水回りは最新の機器が配備されていましたが、部屋の調度品はアンティークなものが中心です。滞在に必要な品は、アンティークな箱階段や飛騨春慶の和ダンスに仕舞われていました。随所に飛騨の木工品が使われていて、初めてなのに懐かしい気分にさせてくれます。

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 八ッ三館は製糸業が盛んだった頃は出稼ぎの娘達の集散場所としてとても賑わったそうです。そのような歴史があるので映画「あゝ野麦峠」のワンシーンもこの宿で撮影されたとか。せっかくなので、ワタシも招月楼の旧の玄関間を写真撮影しました。この日、招月楼は我々一組だけの貸切状態でとても静かでしたが、過去の歴史を知ると家族との別れや出迎えがあったであろう往時の喧騒が聞こえてきそうな気がします。

 

 そして日は暮れて、お待ちかねの夕食です。夕食は別室の個室でいただきました。

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この日の献立を紹介します。

<八寸>
飛騨産ほうれん草玉子豆腐 フカヒレゼリー
飛騨牛時雨煮飯蒸し 人参松風
赤蕪漬けチーズ寄せ 唐墨真薯 雪輪蓮根 フォアグラ照焼

<お椀>
宿儺かぼちゃ豆乳仕立て

<造り>
飛騨とらふぐ 間八 鮪

<焼物>
虹鱒紅葉焼

<強肴>
飛騨牛ミニステーキ 珠洲塩
山之村寒干し大根 発芽にんにく

<酢物>
河ふぐ昆布〆 鮟肝 ヤーコン梅酢漬け

<汁>(写真なし)
大根 みず菜

<御飯>(写真なし)
飛騨ひとめぼれ 柿えのき山葵

<水の物>
飛騨りんごのマリネ 苺 ブラウニー

 いずれも地元の食材を丁寧に味付けされており、とても美味でした。お酒は飛騨古川の地酒5種(酒蔵は蓬莱と白真弓)の飲み比べと、丹波白ワインを1本いただきました。満足、満足〜♪。(そら、満足やろ😅)

 

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 夕食を終えて部屋に戻ると一口サイズの焼きおにぎりが夜食用(?)に置いてありました。食いしん坊には、こういうサービスは嬉しい😄。

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 夜が更けて、寝間から窓を眺めると幻想的なシルエットが広がっていました。

『夜障子越しに、夜灯が照らす木々の影がご覧いただけます。』と宿のHPに書いてあったのは、この事だったのか!と納得。

 

 翌朝、、

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 朝食は当然和食です。名物の朴葉味噌を炭火にかけて熱し、釜で炊きあげた出来立てあつあつのご飯の上に乗せれば、無限に食がすすみます😋。

朝食を済ませて、身支度が整えばチェックアウトタイム。

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 チェックアウト直前に気づいたのですが、庭園を眺めてくつろげる広々とした休憩所など、館内には他にも素敵な場所がいくつかありました。ここも利用しておけばよかった〜。

 次回、もし時間と懐に余裕があって(時間は絶対大丈夫だけど、懐は怪しい??)、飛騨古川に宿泊する際は、また八ッ三館にお世話になろうと思います!

 

【飛騨古川の街並み】

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 チェックアウト後、午前中は旅館近くの白壁土蔵街を散策しました。珍しい手作りの和蝋燭の店が有るというので立ち寄ってみることに。店内ではご主人が丁寧に和蝋燭の使い方などを教えてくれました。

 この日はあいにくの曇り空だったので、屋内施設の「飛騨古川まつり会館」を覗くと、来客が少ないためか受付の人に熱心に勧誘され見学することに。でも、その分マンツーマンでとても丁寧に解説してもらえました。飛騨の人は地元愛がハンパなく強いようで、観光客に地元の良さを知ってもらいたい!という思いがひしひしと伝わってくるようでした。

 飛騨古川も初日に行った愛知北部の犬山と同様に春の祭りが有名だそうで、いずれも山車の最上部には緻密な工作が必要な「からくり人形」が仕込まれています。飛騨には伝統の家具職人も存在しますし、ひょっとしたら風土的にこのあたりには手先の器用な人が多いのかも知れません。

 

【手打ちそば 恵比寿 本店】

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  11時過ぎに飛騨古川を発ち、飛騨高山へ。飛騨高山に立ち寄ったのは、飛騨そばを食べるためではなく(確かにそれもあった💦)、大学時代の後輩と約四十年ぶりに会うためです。

 飛騨高山の地元FM局でナビゲーターから取材や番組構成など全てを行なっている後輩と久しぶりに再会して、「手打ちそば 恵比寿本店」で鴨南蛮を食べながら懐かしい話に花を咲かせました。ワタシが4回生の時に1回生だった彼も、あと少しで還暦。自分はまだまだ若いつもりでも後輩がどんどん還暦を迎える歳になると、『えっ?! 俺ってもう、そんな歳??』と気づくのでありました _| ̄|○。
 でも、生まれ育った故郷に役立つ情報を発信し続けている後輩の姿を見て、『自分もまだまだ頑張らねばなぁ〜』と決意を新たにして帰路についたのでありました。😃

 


 

 今回の旅は、娘夫婦からの誕生日プレゼントである宿泊をベースにして旅程を組み立てました。おかげで、行きたいのに機会がなくてなかなか行けなかった明治村や犬山城にも行けたし、後輩にも久しぶりに会うことができました。そして、有形文化財の素敵な旅館にも泊まることができました。

素敵な時間をプレゼントしてくれてありがとう! 娘夫婦に大感謝!!

2022年12月12日 (月)

2022年の旅納め?(犬山編)

 月日は百代の過客にして行き交ふ年もまた旅人なり。

たくさんの旅の想い出ができた2022年。そんな今年も残すところあと半月ほどになりました。

12月初旬は、中部地方へ2泊3日のドライブ旅行をおこないました。初日は愛知県の北端にある犬山市へ。

 


 

<明治村>

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 「博物館 明治村」は明治〜昭和初期の建造物を移築して保存展示している屋外博物館です。約100万平米の広大な敷地内に60以上の移築・復原した建造物が点在しており、その内部には建造物に関連した情報のパネルや歴史資料などの実物が展示されています。

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 上の写真は「金沢監獄中央看守所・監房」です。看守所と監房の建物は金沢からの移築ですが、監視室は網走監獄で使われていたものだそうです。館内ではご覧の通り受刑者が家族に手紙を書く書信室や独房生活なんかも体験出来ますので、ウケ狙いを信条としている人にはぴったりの展示施設です♪(´ε` )。

 

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 京都にあった「聖ザビエル天主堂」はステンドグラスが美しく、床に照らし出された光が印象的でした。

 

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 写真左上から右下へ、「西郷從道邸」、「宇治山田郵便局舎」、「聖ヨハネ教会堂」、「東山梨郡役所」。

全て国指定の重要文化財で、いずれも洋風建築ですが和を感じる意匠が所々に見受けられます。村内にはこれら以外にも数々の重要文化財や有形文化財が日本全国から見事に移築・復原されているから驚きです。

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 敷地は広大なので、移動に蒸気機関車、ボンネットバスや京都を走っていた市電を有料で利用できます。我々は基本的に徒歩で回りましたが、鉄子さんと一緒だったので蒸気機関車の乗車だけはマストでした😅。100年以上前の蒸気機関車はゆっくりと、しかし、とても力強くロマンを乗せて満席の客車を引っ張って走るのでありました。🚂

 

 ノスタルジックで近代史の勉強にもなる明治村。今回は半日で回りましたが、じっくりと見学できていない建物もたくさんあったので、また機会があれば再訪したいと思っています。

 


 

<ホテルミュースタイル犬山エクスペリエンス>

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 1泊目の宿は「ホテルミュースタイル犬山エクスペリエンス」。名鉄犬山駅前に昨年オープンしたスタイリッシュなホテルです。最近のホテルはどこも機能的で、こちらは枕元に読書灯、AC電源、USB端子、スマホポケットがセットで備え付けられていました。シモンズ社製のベッドや露天付きの大浴場など、アメニティーや館内施設も充実しています。夏場の訪問なら近くの木曽川で鵜飼が見られたんですよね〜、それだけが残念!

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 宿泊プランは「夕食なし」を選びましたが、食べに出歩くのが面倒だったので夕食もホテル1Fのレストラン「Farmars Garden Cafe オムレット」でコース料理を予約しました。肉、魚など一通り楽しめるようになっており、満足のいくコース料理でした。あ、ワインボトルが写っていませんが、飲み放題にしたので赤ワイン、白ワイン、生ビールとアルコールも思う存分いただきましたよ😋。

 

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 朝食はホテルの宿泊者のみにビュッフェスタイルでカフェが開放されています。メインのサラダプレートは、10種類以上の野菜から好きなものとドレッシングを選んで指定すると、店員さんがサーブしてくれます。この日はロースハムがサービスだったそうで、上にドカンと乗せてくれました。その他のデリや飲み物などはセルフサービス方式でした。野菜中心のヘルシーで美味しい朝食でした。

 

<犬山城>

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 翌朝は朝一番で犬山城へ。犬山城は天守が現存する12城のうちのひとつ。かつ国宝指定されている5城のうちの一つでもあります。決して大きな城ではありませんが、小高い丘に建つため眺望は抜群です。朝一番で向かったので、城下町のメイストリートは人影もまばらでしたが、お昼頃には大勢の観光客で賑わっていました。

 


 

 犬山城見学のあとは、城下町で犬山祭関係の資料館などを見学して一旦ホテルに戻り飛騨地方に向かいました。

飛騨編は後日、アップします。👋

2022年11月23日 (水)

秋は近場でハイキング

 去る11月5日に浄瑠璃、歌舞伎、講談などの演目「壷坂霊験記」で知られる壺阪寺が主催する「お里澤市ウォーク」に参加してきました。

。。。といっても『壷坂霊験記って何??』という方(実はワタシも参加するまでは詳しく知らなかった^^;)のために、まず壷坂霊験記のあらすじをご紹介します。


壷坂霊験記 〜かなりザックリあらすじ〜

 盲目の「澤市」は妻の「お里」が頻繁に出てゆくので浮気を疑い問い詰める。お里は澤市の目が治るように「壺阪寺」の観音様に願掛けに通っている事を打ち明ける。澤市は自らの邪推を恥じて一緒に観音参りを始めるが、このまま目の見えない自分がいてはお里の足手まといになると思い、ある日、壺阪寺本堂横の谷に投身する。その後、夫の死を悲しんだお里も後を追って投身。しかし、観音の霊験によって良い心がけの二人は助かり澤市の目も見えるようになった。


「お里澤市ウォーク」は、近鉄飛鳥駅から壺阪寺まで6.5kmの道のりをペアでウォーキングする壺阪寺主催のイベントです。

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 近鉄飛鳥駅前で受付を済ませて出発。明日香村ののどかな風景を見ながらウォーキングします。

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 高取町の旧い街並みを抜けると山道に入ります。

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 ゴール地点での壺阪寺では眼病封じの祈願雑煮が振る舞われました。舞台演目のとおり壺阪寺のご本尊は眼病に霊験あらたかな観音菩薩です。

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 午後からは高石ともやさんによるミニコンサートがご本尊を背にして催されました。今年80歳になる高石ともやさんは声量変わらずお元気そうでした。
 復路はすっかり人影の少なくなった高取城の城下町の街道を歩きました。秋空の下、健康的で楽しい一日でした。

 


 

 近場といえば、翌週に母と姉を連れて琵琶湖畔にある「草津市立水生植物公園 みずの森」に行きました。

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 園内にあるロータス館では睡蓮をはじめ世界の様々な水生植物を見ることができます。

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 年老いた母親を散歩させるには、人も少なくちょうど良い広さの公園でした。

 


 

秋なので近隣の紅葉をiPhone14Proで撮影してみました。

 

<大宇陀 大願寺>

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<菟田野 かえでの郷ひらら>

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<近所の公園>

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2022年10月29日 (土)

良縁つながる神無月

 大きな不幸があった後は大きな幸せが続いてやってくるようで、我が家の娘も結婚する事になりました😃!

喪中&コロナ禍という事もあり披露宴などは未定ですが入籍は今年12月の予定です。入籍に先立って8月に二人で我が家へ挨拶に来てくれて、この10月には両家の顔合わせが行われました。

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 娘がお付き合いをしてからわかった事なのですが、お相手はワタシの勤務先と同じビル内の企業に勤めている青年でした。全く偶然だったのですが、人の縁とは不思議なものです。両家顔合わせ食事会は彼が工夫を凝らして作ったドキュメントのプログラムに従い、リラックスした和やかな雰囲気の中で無事に行われました。笑顔を絶やさない好青年の彼の傍らで幸せそうにしている娘の顔を見ていると、いつまでもこの幸せが続くことを願うばかりでした。

 


 

 「縁」といえば学生時代からずっと交流を続けている大学クラブの同窓生と久々にプチ同窓会を我が家に招いて行ないました。

この日は、たまたま年に一度の「宇陀松山華小路」の開催日だったので、同窓会前にみんなで立ち寄りました。

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 華小路が開催される宇陀松山の「本善小路」は2014年に奈良で同窓会を行った際にも立ち寄った想い出の場所でもありました。実は、宇陀は全国有数のダリア球根生産地なのです。

 

 華やかなダリアを楽しんだ後は、我が家で「たこ焼きパーティー」!!

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 お通しがわりに出したワタシ得意の「豚の角煮」を食べながら、みんなでワイワイガヤガヤと楽しくたこ焼きを焼きました。器には経木(たこ焼き用の舟)を買って準備しておいたので、気分は「浪速のたこ焼き屋さん」です。たこ焼きの粉に配合する出汁は妻特製の鰹だし。皆さん、『美味しい! 店で出してもこれならいける!!』と喜んで食べてくれました。コロナの影響で長らく同窓会も出来ておらず、久々に顔を合わせての楽しいひと時でした。

 


 

ところで、もう一つ忘れてはならない10月のトピックスが。。。それは iPhone14Pro(ディープ・パープル 256GB)の購入です!

 

 今年の年末にiPhone11Proのローンが終了するので色々と考えたあげく(と言っても機種はiPhone14Pro一択だったのですが😜。。)、キャリアはUQmobileのまま変更せず、本体をAppleのオンラインストアで買ってSimの入れ替えをする事にしました。Apple Trade InでiPhone11Pro(64GB)を下取りに出すと¥34000で下取ってもらえました。Appleのオンラインストアからだと本体はSimフリーなので、今後はキャリアに縛られる事もありません。全く店に出向かずに自宅で簡単に下取りも含めて買い替える事ができるし、分割の金利手数料も無料なので、この買い替え方法はオススメです。

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 ケースはガラス窓から本体の色が見える手帳型のものを購入しました。3眼レンズの出っ張りをちょうどカバーできる高さの縁が付いていて良い感じです。ガラスフィルムはいろんなメーカーから高価格なものがたくさん売られていますが、ダイソーの100円のフィルムにしました。11Proの時もダイソーで買って全く問題なくガラス面を守ってくれましたので今回もダイソーのガラスフィルムに決めました。フィルムが割れた時の為の予備用にもう一つ買っておいても200円!これは助かります。

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 14Proはロック画面でも常時表示するので時間の確認が常に出来ます。また顔認識も11Proの時と比べて格段に良くなった気がしますので、起動時のストレスがほぼ無くなりました。

 カメラ機能が更に向上しているようなので、色々試してみたいと思います。時間があれば勉強してVlog作りなんかにも良いかなぁ。いずれにしてもこれからワタシの旅のお供として活躍してくれる事でしょう。楽しみやな〜♪

2022年9月30日 (金)

『晴れさせときました〜!』オーガスタキャンプ2022

 山崎まさよし、スキマスイッチ、秦基博らオフィスオーガスタに所属するアーティストが年に一度集結する恒例イベント「オーガスタキャンプ」。去年、一昨年とコロナの影響でオンライン開催となりましたが、今年は3年ぶりに有観客での野外開催。しかも2015年に我々も家族全員で参加した横浜赤れんが倉庫特設ステージが会場です。これは行くっきゃ無い。子供達は独立したので、今回は夫婦二人で参加する事にしました。

 イベント前日の9月24日に横浜入りし、25日に余裕を持って横浜赤れんがパークの会場に入る予定でした。しかし台風の影響で直前の天気予報では当日が大雨。自称「晴れ男」のワタシなんですが最近はどうも雲行きが怪しい。雨ガッパでの観覧を覚悟して準備していたものの、台風は少し南寄りの進路へ。

 ところが、この台風が東海地方に大雨をもたらせて、出発日24日朝のニュースでは東海道新幹線は午前中全線運休。どうするよ〜😢。往復の新幹線とホテルがセットの格安パックを予約していたのでキャンセルとなるとややこしいゾ。旅行約款によると、キャンセル料を受け取り正規運賃で切符を取り直すしか無いらしい。とり急ぎ新大阪駅へ向かう事に。

 9月24日9時30分。新大阪駅の構内は予想通り、途方に暮れる人々でごった返していました。キャンセル処理のため10時開店の旅行会社窓口には妻が並び、新たに切符を取り直すため長蛇の列の先にあるJR切符売り場へはワタシが並び、キャンセル処理と切符の取り直しを同時に行なう作戦を決行。

 ワタシの順番までようやくあと3人となった時、妻からの携帯電話。切符の変更が旅行会社でできるらしい!さすがJR直営の旅行会社や!!

結局、旅行会社で11時33分発のぞみを列車変更して14時45分発のぞみで新横浜まで行く事になりました。

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 出発まで約4時間。妻お得意の「カラオケで時間つぶし」のノチ、取り直したのぞみ号で新横浜へ。夕方からは神奈川の義妹夫婦と横浜中華街で会食の予定でしたがキャンセルしてもらい、義弟が予約し直してくれた伊勢崎町の居酒屋で水炊き鍋をご馳走になりました。

 初日はスケジュールが狂いまくりでしたが、何とかイベント前日に横浜入りを果たし義妹夫婦とも楽しい食事ができたのでよかったです😊。

 


 

 そして、イベント当日。この日は台風一過の秋晴れでした。\(^^)/

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 午前中は横浜元町ショッピングストリートで買い物を楽しみ、お昼は中華街のランチで昨夜のレベンジ。そして趣のある建物の横浜県庁や税関の前を通って赤れんが倉庫へ。

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 特設ステージの横では大桟橋に発着するクルーズ船が行き交います。ワタシもイベント公式Tシャツに身を包みテンションを上げて記念撮影。

 午後2時開演。山崎まさよしの第一声『晴れさせときました〜!』でイベントがスタート。そう、彼もワタシと同じ自称「晴れ男」のようです。まあ、今回は出演者、スタッフ、参加者全員の切なる願いが天に届いたという事なのでしょう。

 オーガスタキャンプの良さは所属アーティストが楽しみながら切磋琢磨している感じが伝わってくる事だと、ワタシは思っています。今回はオフィス設立30周年記念という事もあり、それぞれがオフィスオーガスタでのデビュー曲をステージに必ず入れるという趣向で進められました。参加者それぞれに「推し」がいるのでしょうが、垣根を超えて他のアーティストもあたたかく応援するのもオーガスタキャンプの良さなのです。

 あっという間に6時間が過ぎ、最後に恒例の出演者全員による「星のかけらを探しに行こう」でエンディングを迎えました。

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 エンディング曲が終わればステージの写真撮影がOKとなり、観客は一斉に携帯で撮影開始です。これもいつもの光景。

 今回はかなり後方の座席で、ほぼ大型スクリーンでしか出演者の表情は分かりませんでしたが、それでも充分にコンサートを楽しむことができました。

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 イベントが終わりすっかり日も暮れて、横浜はイルミネーションで輝いていました。

 


 

 イベント翌日の午前

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 海からの風を感じながら港の見える丘公園と山下公園を散策しました。「海なし県民」としては、港近くに整備された散歩コースがあるのは、とても羨ましいです。

 


 

 帰宅前に、楽しみにしていたもう一つの旅の目的が。

 この日、ブロ友のたろさんと初めてお会いして、みなとみらいでランチをご一緒する約束をしていました。

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 たろさんが予約してくださったレストランのテラスで、牡蠣のコース料理をいただきました。お会いするのは初めてでしたが、長年ブログを通じてコメントをやりとりさせていただいていたので、距離を全く感じずとても楽しい時間を過ごさせていただきました。「近くのご近所さんより遠くのブロ友」といった感じでしょうか(^^)。『次は、関西で└|∵|┐高忠┌|∵|┘ さんも一緒に三人会をしましょう!』と約束して帰路につきました。

たろさん、楽しい時間と美味しいランチ、ありがとうございました!

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 そして昨夜、たろさんにお土産でいただいた「仙台牛のハンバー具」をいただきました。

 バゲットに乗せてこんがりトースト。ワインのお供に最高でした🤗

2022年9月13日 (火)

瀬戸は日暮れて夕波小波の旅(2日目)

 瀬戸内の旅2日目は兵庫県尾道市と愛媛県今治市の間にある6つの島を橋でつなぐ「しまなみ海道」と呼ばれる瀬戸内自動車道を通って四国へ渡りました。

 


 

 しまなみ海道はサイクリングコースとして人気ですが、ドライブコースとしても島めぐりが楽しめます。島ごとに各々特徴があり、いずれの島もゆっくり巡りたいところ。しかし、2泊3日の旅程ゆえ今回は6島のうち瀬戸内レモンの産地として有名な生口島(いくちじま)だけを巡りました。

 

【瀬戸田サンセットビーチ】

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 生口島で最初に向かったのは「瀬戸田サンセットビーチ」。夏場は海水浴客で賑わうビーチもシーズンが終われば静かな浜辺に様変わりです。この島には「島ごと美術館」とよばれるアートプロジェクトがあり野外アートが点在しています。それを見つけるのが、この島を巡る面白さでもあります。

 

【平山郁夫美術館】

 瀬戸田サンセットビーチに向かう途中で中から観光客がゾロゾロ出てきた建物があったのでビーチで調べてみると、そこは「平山郁夫美術館」でした。

『聞いた事があるような無いような名前やなぁ。。。』

 とりあえず、サンセットビーチで写真を撮影した後、もう一度県道を戻って訪ねてみることにしました。

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純和風の凜とした佇まいの建物。ロビーからは美しい庭園が望めます。

 

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 平山郁夫画伯は生口島生まれだそうで、絵を見て『シルクロードをたくさん描いた人!!』と思い出しました💦。館内には平山氏の歩みを紹介するとともに、リトグラフの販売(百万円以上!)もされており、撮影はOKとなっていました。

 

【ちどり】

 当初、今治でランチにしようと考えていたのですが、美術館を出ると11時を過ぎていたので生口島でメシ屋を物色することに。

 妻が『あの店、美味しそうやった!』と言う「ちどり」という店の前には「レモン鍋」と「たこ料理」の文字が踊る。

 オンナの勘は鋭い(妻の場合、勘を働かせる場面が一般女性と異なるような気がするが。。。)ので、こちらに決定!!

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店に入ると、すでに半分以上席が埋まっている状態。どうやら人気店らしい。やはりオンナの勘は鋭い💦。

 注文したのは「たこ飯とレモン鍋セット」です。「レモン鍋」は瀬戸田レモンの酸味がちょうど良い具合に醤油ベースの魚介だしの旨味に混ざります。ポイントはレモンを出汁に数秒つけて引き上げる事。長時間レモンをつけるとレモンの皮の苦味がて出るそうです。初めて食べるレモン鍋、とてもお美味しかったです!

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 そして錦糸玉子で覆われた「たこ飯」。中にタコがたくさん入ったかやくごはんが隠れています。蛸の味がご飯に染み込んでいてこれも絶品でした😆。また行く機会があったら、次もこれを注文しようと思うほど満足なランチメニューでありました。

 


 

生口島南ICから再び西瀬戸自動車道に乗って、しまなみ海道最後の来島大橋を渡れば四国の愛媛県です。

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愛媛県今治市で土産のタオルを買いに今治タオル本社に立ち寄り、そこから松山自動車道を走って西へ。2日目は香川県観音寺市のビジネスホテルに宿をとっていたので、ひとまずチェックイン。

日暮れ前に、南米ボリビアのウユニ塩湖のような写真が撮れると話題の「父母ヶ浜」へ行ってみました。(その模様は次回に!)

 

2022年9月11日 (日)

瀬戸は日暮れて夕波小波の旅(1日目)

 

 7月某日一通の案内メールが届く。一昨年泊まって快適だった「汀邸 遠音近音」が広島県尾道市に風変わりな姉妹館をオープンさせたらしい。

尾道からだと、人気の「しまなみ海道」を通って愛媛の今治へも行ける。その流れで香川で念願の本場さぬきうどんも味わえるかも?

『よっしゃ、行こう! 2泊3日瀬戸内の旅や!!』

という事で、9月第1週にまたもやドライブ旅行をしてきました🚗。 今回は小出しに1日づつ旅レポします。

 


 

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 朝8時過ぎに家を出て、高速道路を乗り継ぎ尾道に到着したのは午後1時前。コインパーキングに車を停めて尾道を散策しました。この日は沖縄近海で台風が迷走していて不安定な空模様。旅程3日間の気象予報は雨☔️でしたが、なんとか曇り空で持ちこたえてくれました。

 尾道に行ったら昼は尾道ラーメンを食べなきゃいけません(誰が決めた?😅)。食事をするために並ぶのはイヤなんですが、見知らぬ街で下調べなく入る時は逆に行列を目印に店を選ぶことにしています。7〜8人ほど店の前で並んでいた中華そば屋があったので、この「つたふじ 本店」に決定。待つこと10分余りで入店できました。麺は細麺で魚介だし。背脂のコリッとした歯応えがアクセントになっていて美味かったです。

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 尾道ラーメンでお腹を満たした後は、千光寺山ロープウェイで尾道の街並を一望できる千光寺公園へ。

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 今年4月にオープンしたばかりという「千光寺頂上展望台 PEAK」は螺旋階段と陸橋を組み合わせた面白い造形で、しまなみ海道の島々を見渡す事ができます。

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 千光寺公園からは天気を気にしながら文学のこみち千光寺を経て尾道市街地へ。石段の坂道を徒歩でゆっくりと下りました。

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 初日の宿泊先は「HOTEL BEACON ONOMICHI(ホテルビーコンおのみち)」。 冒頭で紹介したとおりJR尾道駅2階に今年7月にオープンした駅舎一体型のホテルです。

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 部屋は「サイクルツイン」と呼ばれるスタンダードツインだったので決して広くありませんでしたが、室内には携帯電話を画面共有できる大型プロジェクターやサイクリストのためにロードバイク専用ラックが設られておりユニークで機能的な部屋でした。また、駅舎2階という事ですぐ真下に尾道駅ホームが見える鉄道マニア垂涎(?)の立地です。

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 食事はホテル併設のRestaurant & Bar 舷(GEN)で朝夕ともにいただきました。

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 ディナーコースは瀬戸内の魚介類を中心としたコース料理でした。素材を活かした丁寧な味付けで美味しかったのですが、広島県産の牡蠣が解凍っぽくて少し残念😢。

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 朝食はスムージーをはじめ身体に優しい健康的な朝食。適量が木箱にパッケージされていて、お弁当気分でおいしくいただきました。

 


 

 初めての尾道市内観光でしたが有名観光スポットがコンパクトにまとまっているので移動時間も短く済みました。尾道は特に女子に人気のようで女子旅ペアが目立ちました。

 2日目は朝からしまなみ海道を通って四国に向かいました。(次回に続く👋)

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