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2021年5月

2021年5月22日 (土)

おもてなしのココロを感じる自販機

 忍者で知られる伊賀と甲賀は陶器の産地としても有名です。三重県北西部の伊賀市には伊賀焼、隣接する滋賀県南部の甲賀市には信楽焼があります。有史以前の琵琶湖は元々この辺りにあったといわれており、同じ古琵琶湖の粘土層が焼き物に良好な陶土を創り出したようです。奈良や京都に近いという立地も影響してこの辺りでは陶器作りが盛んになったとのこと。

 先日『陶器巡り』と称して伊賀と信楽にドライブに行ってきましたので、見所をいくつかレポートします。

 

<伊賀焼>

「ながたにえん」と聞けば「お茶漬け海苔」しか思い浮かばない人が大多数だと思います(かく言うワタシも以前はそのうちの一人💦)が、伊賀焼の「ながたにえん」といえば、知る人ぞ知る窯元『長谷園』であります。(ちなみにお茶漬け海苔の方は『永谷園』ね!)

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 創業した天保年間から昭和40年代まで実際に使われていた16連房の「登り窯」は長谷園のシンボルであり、国の登録有形文化財に指定されています。同じく登録有形文化財の「大正館」は大正時代に建てられた建築物で、10年前まで実際に事務所として使われていたのだとか。現在は休憩コーナーとして一般開放されており、スリッパに履き替えて館内に入れば大正ロマンを感じること間違いなし。

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 陶器のスピーカーから流れるジャズやイニシエの調度品で心は満たされます。

 ・・で、本日のタイトル『おもてなしのココロを感じる自販機』の「自販機」とは、大正館にあるコーヒの自動販売機のことです。

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 棚にある伊賀焼の陶器カップを自動販売機にセットして、350円を放り込めば挽きたての熱いコーヒーが注がれます。アンティークな空間でのんびり一服した後は、飲み終えた伊賀焼のカップを各自で新聞紙に包んでビニール袋に入れて自由に持って帰るシステム!! 店員さんや監視の人がいるわけではなく、あくまでも『良心に任せますので好きなようにお過ごしください』の姿勢です! 日本に生まれて良かった〜💕

 

<滋賀県立 陶芸の森>

 大正館でゆっくり休憩した後は、長谷園の展示室にある売店で3合焚きの「かまどさん」(これはノチほどご紹介します)を購入し、車で15分ほど走って信楽にある「滋賀県立 陶芸の森」へ。

 

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 駐車場の車止めは、陶器のワンちゃん。駐車場横には信楽名物たぬきの置物があり、ベタな写真撮影など出来るようになっています。陶器に歓迎されながら広々とした無料の園内へ。

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 広場あり階段ありで、園内を歩くだけでも結構いい運動になります。

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 陶芸専門の美術館「陶芸館(有料施設)」の前には陶芸オブジェが、あちらこちらに。思わずニッコリさせるユーモラスな作品も多いです。

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 陶芸館では特別展「神業ニッポン 明治のやきもの ー幻の横浜・東京焼ー 」と題してジャポニズムブームで海外に大量に流出した日本の陶器作品が多数展示されていました。ワタシは素朴な焼き物の方が好みですが、日本人が得意とする緻密な作業による陶器の数々はまさに「神業」と呼ぶに相応しいものがありました。(館内は一部作品のみ撮影可でした)

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 陶芸館見学のあとは屋外広場を散策しながら陶芸作品の鑑賞。この日も黄砂の影響で薄曇りでしたが、広々とした屋外で久しぶりに気持ちの良い時間を過ごせました。

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<かまどさん>

 伊賀焼の長谷園で購入した土鍋「かまどさん」で後日、お米を炊いてみました。

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 我が家はオール電化のためガスが使えないので、カセットガスコンロを引っ張り出してきて炊飯。陶器の気泡が米に適度な呼吸を与える役目をし、さらに陶器の内蓋が良い具合に圧力をかけて美味しいご飯が炊ける仕組みです。『始めチョロチョロ、中パッパ』を勝手に土鍋がやってくれるのです。

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 炊き上がったお米は粒が立って、なんとも艶やか。食べれば米の澱粉質が程よく出てお米独特のほのかな甘味を感じます。うまし!!!

時間の余裕がある休日の夕飯には、できるだけ「かまどさん」でご飯を炊きたいと思っています。でも更に、食べ過ぎてしまう予感。。。(≧∀≦)

 

2021年5月 1日 (土)

花の御寺で牡丹を愛でる(奈良県桜井市 長谷寺)

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 今年は桜のシーズンがあっという間に終わってしまいました。しかし大和路の花は、これからがいよいよ本番です。

 今日は四季を通じて境内を美しい花が彩り、別名「花の御寺(はなのみてら)」と呼ばれている真言宗豊山派総本山の長谷寺をご紹介します。

 長谷寺はワタシの住む宇陀市のお隣に位置する桜井市にありますので、自宅から車で10分ほど走れば到着します。このお寺は4月から5月にかけて境内に咲く美しい牡丹が評判なのですが、ワタシはいつも出遅れてしまい盛りを過ぎた干からびた牡丹しかみる事がありませんでした。でも、今年は週休4日を最大限活用し、晴れた平日/開門すぐの時間を狙って行って、丁度見頃の牡丹の花を拝む事ができました。

(撮影 2021年4月26日AM)

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 長谷寺といえば国の重要文化財に指定されている「登廊(のぼりろう)」が有名です。この時期は登廊の両脇にも牡丹の鉢花が飾られていて、参拝者の目を楽しませてくれました。

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 そして登廊の横に設られた花壇でも、色とりどりの牡丹が華麗な花をつけていました。

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 399段の登廊は、そのまま鐘楼に繋がっており、国宝に指定されている本堂へと続きます。本堂にも牡丹の鉢花が飾られており、いつもの厳粛な感じとは一味違って華麗な趣でした。訪れた4月後半は、本尊の十一面観世音菩薩立像の特別拝観期間にあたり、身の丈が12メートルもある観世音菩薩の御足に触れて「ご縁」を結べるとの事で、夫婦ともどもご縁を頂きに参拝。
(堂内は撮影NGなので詳しくは寺のWebPageをご覧ください。こんな事をやってきました。)
500年近く前に作られた仏像に触れるというのは、あまりできない貴重な経験だと思います。

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 本堂参拝の後は、広い境内を花を愛でながら散策。朝一番なので人もまばらで、気持ちよかったです。牡丹以外にも大手毬や山吹など境内にはいろいろな種類の花が咲いており、目を楽しませてくれました。

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 そして、同じく特別拝観期間の本坊大講堂へ。総檜造の本坊は大正時代に再建されたもので、荘厳な近代和風建築です。

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 大講堂内部は一部を除いて撮影OKでした。廊下には長谷寺縁起絵巻が展示されていました。長い廊下を1往復半して絵巻を全巻閲覧できるようになっています。絵の説明が随所にコメントとして挿入されており、なかなかユーモラスで親しみやすい😃。混み合う前に行ったので、じっくりと鑑賞できました。

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 久々に訪れた長谷寺。色とりどりの豪華な花々を見て、牡丹の美しさを再認識した60おとこでありました。☺️

 

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