HANARART2013 in 宇陀松山 で芸術の秋
ここのところ毎週末に日本付近に訪れる台風で、
今年は行けないかなあと思っていた
「HANARART2013」の宇陀松山会場。
台風が予想より早く通り過ぎた今日、
晴れ間も見えたので宇陀松山会場に行ってきました。
古い町家を会場に展示されていた作品の一部をご紹介します。
<鬼塚 良昭氏 作品 in 旧石井家住宅>
こちらの会場 旧石井家住宅は、昭和初期に建てられた大工さんのお宅だったそうです。こちらでは、長期滞在型アート展で作家が町家に滞在しながら地域と関わり作品を制作、発表する展覧会形式をとっています。
作品はどれも木のぬくもりを感じるものばかりです。芸術作品というのは、手を触れてはいけないものが多いのですが、作家の鬼塚さんは手で触って感触を確かめたり、叩いて音を確かめて欲しいとおっしゃっていました。また、畳に座って作品と同じ視線で作品で遊んでくださいともおっしゃいました。
妻が気になったという、丸く削られた木を更にくりぬいてドクロのようになった彫刻。穴を二つあける事で拡がる発想。
コチラは私が気に入った鳥のような彫刻。アタマは外れます。胴体は原木の形の面白さを活かしているようでした。
作家の鬼塚さん。木は生きている。日々違う。それが生きているという事。だから面白い。短い時間でしたが色々と教えていただきました。
鬼塚さんが『おもしろいでしょう!』とおっしゃった、旧石井家の裏庭で採取した「かずら」。つる植物は自分のカラダを固定するために色んなものに巻き付く。お互いに巻き付いて梯子のようになっている。これも植物が生きる証。
<木下 伊織氏 & たかはしなつき氏 in 旧森田家住宅>
旧森田家住宅は江戸時代末期に建てられ明治初期まで薬や雑貨を商っていた店舗兼住宅だそうです。よく見ると雨戸は薬の看板です。軒先には地域イベント「菩薩と歩む夢行道」のための書が軒先に吊るされています。
こちらは、木下さんの写真展。モノクロの牛の写真と旧家の柱や梁とマッチして面白かったです。牛のつぶらな瞳に吸い込まれます。
こちらは、たかはしさんの作品。こちらも、旧家の調度品と色合いがマッチしています。自然木の神秘さを感じさせる作品です。
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芸術の秋です。ご紹介した他にも色々と、感性を刺激する作品が展示されていました。
芸術を身近に感じる事の出来る HANARART
来年も宇陀でやってほしいなあ。
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コメント
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最近は町家カフェなどが増えて古い民家の中に入る機会も多くなりましたが
やっぱりいいもんですね。
なぜか気持ちがゆったりして、住みたいな・・・
と憧れるのは私だけなんでしょうか・・・
でも、手入れなど大変でしょうね。
画像を(^・ェ・)ジー…っと拝見してると
(。´-ω・)ン? ・・・階段がとっても急なような・・・
今でもご使用されてるのでしょうか・・・
落ちたことあるのでは・・・
手すりがあってよかった・・・
など、余計なことを思ってしまいました(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
投稿: VAN | 2013年10月27日 (日) 21時58分
VANさん
古民家の柱や梁、天井などを見ていると
私も本当に落ち着きます。
牛の写真を展示していた旧森田家は
この秋から地域コミュニティの核施設として
再出発するそうです。
古民家は急な階段が多いですよね〜。
大阪の私の実家も負けず劣らず
階段は急角度ですよ。
宅地が狭いしベースが平屋建てだからですかねえ。
投稿: うだよろし | 2013年10月27日 (日) 22時53分
数年前から古民家がよく取りあげられていますよね
こちらでは鎌倉の古民家カフェが大人気です
どこか懐かしく、落ち着く空間なんでしょうね。
それにしても素晴らしい作品の数々ですね
奥様が気になったという2つ穴のあいた作品は
動物の鼻にみえますね。
生きている感じが伝わってくる作品ですね。
牛だけを撮った写真展、
これにも惹かれます
白黒写真に古民家、このシチュエーションも最高です
芸術の秋を感じさせていただきました。
投稿: くるたんパパ | 2013年10月28日 (月) 05時42分
普段 この民家民家は どう使われているのでしょう?
贅沢な 展覧会だと 感じますねえ。
いいなあ、牛の横で ノンビリ お茶のみたいね。
投稿: └|∵|┐高忠┌|∵|┘ | 2013年10月28日 (月) 08時15分
くるたんパパさん
そういわれてみれば
動物の鼻にも見えますね〜
見る人の感性によって
同じものでも違うように見えるのは面白いです。
ところで牛さんの写真、
作者の木下さんにお聞きしたところ
神奈川県の牛舎で撮影されたそうです。
くるたんパパさんのご近所さんかも!?
投稿: うだよろし | 2013年10月29日 (火) 00時08分
高忠さん
旧石井家は、
作家の鬼塚さんが1ヶ月程滞在して
作品を作られていたそうですから、
普段は空き家なのかもです。
旧森田家は、
この秋から地域コミュニティ施設となるそうです。
宇陀松山には、今でも人が住む古民家が多く有り
観光地化しすぎていないところが魅力の街です。
牛の横でのんびりお茶。。
出来る所が近くに有るんですよ〜
また、機会があればこのブログで
ご紹介しますね(◎´∀`)ノ
投稿: うだよろし | 2013年10月29日 (火) 00時24分